【軽貨物事業者必読】今からできる!ドライバーが事故を起こさないために会社がすべきこと3つ
お客様の荷物を車で運ぶ軽貨物業界にとって、ドライバーの事故率は非常に重要な問題です。
しかし注意喚起しているつもりでも、なかなか事故件数が減らない…そんなお悩みを抱える元請会社さん、多いのではないでしょうか?
今回は軽貨物事業者が今からできるドライバーの事故防止策について、仕事中実際に事故を起こした経験のある弊社 深瀬が熱く語ります。
目からウロコのポイントが盛りだくさん。
軽貨物事業者の方はぜひご一読ください。
軽貨物ドライバーが事故を起こす要因は?
そもそも軽貨物ドライバーはどんなことが原因で事故を起こしてしまうのでしょうか?
まずはここで、軽貨物ドライバーたちが事故を引き起こす要因をチェックしていくことにしましょう。
軽貨物ドライバーが事故を起こす要因【1】
慢性的な睡眠不足
軽貨物業界特有の問題として、ドライバーの慢性的な睡眠不足が仕事中に事故を起こす要因の1つとなっています。
朝早くに出社して荷物を積み込み、そのまま夜遅くまで配送する。
帰宅は深夜になることも珍しくなく、軽貨物ドライバーは十分な睡眠時間を確保の確保がままなりません。
かくいう弊社の深瀬も、居眠り運転から仕事中に追突事故を起こした経験があります。
休息時間が不十分なために、日中眠気に襲われてしまった経験は誰でもあることでしょう。
その状態が毎日のように続くと、軽貨物ドライバーは常に居眠り運転しやすい状態で仕事をしていることになります。
軽貨物ドライバーが事故を起こす要因【2】
ずさんな体調管理
睡眠時間が十分とれないうえに朝早く出発しなくてはならない軽貨物ドライバーは、朝食を抜いて仕事に出向くこともあるでしょう。
確かに朝はコーヒーだけという社会人は多いですが、軽貨物ドライバーの場合配送状況によっては昼食まで食べられない日もあり得ます。
朝だけでなく昼も食事できないとなると、脳に十分な栄養が回っていきません。
頭が働かない状態で運転すれば、事故のリスクも高まってしまいます。
また軽貨物ドライバーの食事事情は朝・昼だけでなく、夜間にも問題が発生します。
栄養不足のまま夜遅くまで働いたドライバーは、心身ともに疲れ切った状態で帰宅となります。
そのため身体が揚げ物や炭水化物類といった高カロリーなものを欲し、深夜にも関わらずガッツリした食事を摂ってしまうのです。
食事を終えればすぐ次の日に備え就寝しなくてはいけませんから、摂取カロリー分身体を動かすことはできません。
そうした食生活が長く続けば、糖尿病・高血圧・無呼吸症候群になりやすくなります。
しかし日々忙しく仕事をする軽貨物ドライバーには、身体のちょっとした変化を気にする余裕はありません。
コンディションが悪いことに気づかないまま運転してしまい、体調不良で事故を起こしてしまうことも大いに考えられるのです。
軽貨物ドライバーが事故を起こす要因【3】
精神的ストレス
軽貨物ドライバーは個人事業主であるため、契約相手である元請会社のみなさんに話しかけづらく感じている人もいます。
逆に、元請会社側も忙しさもありドライバーに声をかける機会が少ないのが軽貨物業界の現状でしょう。
軽貨物ドライバーはこの”個人事業主と契約者”という関係があるゆえに、気がかりなことがあっても一人で抱え込んでしまうことが多いです。
そして解決しない悩みは仕事中もふとした拍子に頭に浮かんでくるもので、その一瞬の注意散漫から運転中の危険を見落とす可能性があります。
また荷物の時間指定がある関係で、軽貨物ドライバーの仕事は常に時間との戦いです。
しかし人は時間に追われると冷静に考えることが難しくなり、焦りから周囲の状況を判断できなくなってしまうもの。
事実深瀬が大手運送会社で管理職に就いていた時、配送に追われるドライバーが焦りから事故を起こしています。
仕事やプライベートにおける精神的ストレスも、軽貨物ドライバーの事故を助長しているのです。
軽貨物ドライバーが事故を起こす要因【4】
車両整理の不行届き
意外に思われるかも知れませんが、軽貨物ドライバーが普段乗る車の整備の不行届きも事故に繋がる恐れがあります。
例えば窓が曇っていれば視界が悪くなり危険を見落としやすくなりますし、車内にゴミが散らばっていれば運転に支障が出ることもあるでしょう。
深瀬が過去に見た事故事例でも、車内にペットボトルや食事済のコンビニ袋が散乱している配送車がありました。
その事故はゴミが直接の原因ではなかったものの、足元にゴミが降り注ぎブレーキとアクセルを踏み間違えるのは時間の問題といえる状態でした。
そして一見散らかっていないようでも、窓にぐるりと装飾を施していて運転席から周囲を見渡せないような配送車もあります。
元請会社は契約者の様子を把握しづらいものですが、中にはこのようにゴミだらけの車でお客様に荷物を届けている軽貨物ドライバーもいるのです。
経営者がすべき軽貨物ドライバーの事故防止策とは?
軽貨物ドライバーの事故要因は、実は経営者のみなさんが把握しづらいところにありました。
それではいよいよ、元請会社が今からできる軽貨物ドライバーの事故防止策について紹介したいと思います。
軽貨物ドライバーの事故防止策【1】
ドライバーの体調管理
まずは元請会社が率先して軽貨物ドライバーの健康状態に気を配る、それが事故を防止するためのファーストステップです。
確かに体調管理も仕事の内かも知れませんが、「そんなの自己管理でしょう」と放置したままでは軽貨物ドライバーの事故率は改善しません。
実際問題、朝から夜まで働きづめの軽貨物ドライバーには自分の体調を気にかける余裕すらないのです。
食事を3食摂っているか、栄養バランスは偏っていないか、睡眠をしっかりとれているか…。
お客様の荷物を運んでくれているドライバー本人に代わり、こうした体調管理を積極的に推進していくことが軽貨物業界にとって必要です。
中でも軽貨物ドライバーの体調管理に1番効果的な方法は、定期的に営業所に顔を出しドライバーたちに声をかけること。
直接顔色や声のトーンを把握することでドライバーがどんなコンディションなのか確認することができ、体調不良を見逃しにくくなります。
これは弊社深瀬が大手運送会社で培った有効的なの方法です、ぜひ実践してみてください。
軽貨物ドライバーの事故防止策【2】
ドライバーのメンタルケア
先ほどお伝えしたように、個人事業主として働く軽貨物ドライバーは契約相手である元請会社や他のドライバーと気軽にコミュニケーションが取れません。
軽貨物ドライバーは悩みや心配事を一人で抱え込みがちであり、心的ストレスをなかなか発散できないのです。
そこで体調管理と同じく、元請会社側から積極的にコミュニケーションを図ることが軽貨物ドライバーのストレスを軽減するカギとなります。
営業所に出向いて直接話かけるなど、まずは元請会社とドライバーが接しやすい環境作りを整えるのが効果的でしょう。
また元気に「いってらっしゃい」と声をかけて送り出すなど、明るい気持ちで仕事をスタートしてもらうのも非常に有効な手段です。
もし直接営業所に行けないという場合は、毎日の営業報告でドライバー自身のコンディションや悩みについてなど、些細なことでも良いので数字以外のコメントをしてもらうことから始めてみてはいかがでしょうか。
軽貨物ドライバーの事故防止策【3】
車両整備の徹底
先ほど少し触れたとおり、実は車の整備を疎かにしている軽貨物ドライバーはたくさんいます。
車内にゴミが散らかっていたり、洗車を1回もしたことがないような車に乗っていたりと、運転に支障が出るような状態で仕事に出ていることも珍しくないのです。
整理整頓が行き届いていない車に乗っていれば、遅かれ早かれ事故に繋がることでしょう。
また整理整頓ができないドライバーは、同じく自分の身なりを整えられていないことが多いです。
直接お客さんに会うドライバー自身の身だしなみが悪ければ、事故を起こさずとも会社の評判を落としてしまいかねません。
そこで元請会社側がすべきなのは、ドライバーの車の状態をきちんと把握することです。
営業所に出向いて毎日送り出しをすれば同時に車のチェックもできますが、それが難しい場合も写真を提出してもらうことで現状把握は行えます。
車のチェックを定期的に行うようにすれば「見られるからキレイにしよう」という意識が生まれ、軽貨物ドライバーもこまめに車を整備してくれるようになるでしょう。
また車をキレイにするようになれば、そこに乗る自分の身なりにも自ずと気を遣えるようになります。
車の整備は軽貨物ドライバーの事故防止になるだけでなく、会社の評判の向上効果も狙えるのです。
経営陣が知らない軽貨物ドライバーの本音についてはこちらをチェック
アンビシャスは軽貨物ドライバーの事故防止に最適!
軽貨物ドライバーの事故防止策を紹介してきましたが…仕事を離れられず、すべて実践できそうにないと考えている方もいることでしょう。
軽貨物ドライバーのケアに手が回らないとお悩みの企業様は、ぜひ私たちアンビシャスにご相談ください。
代表の深瀬自身が事故経験者
先ほど例に挙げましたが、代表の深瀬も過去に大きな事故を経験しています。
10tトラックを運転中、居眠り運転をしてしまい前方車両に衝突したのです。
幸い双方大事に至りませんでしたが、この事故で深瀬はドライバーたちの現状に真正面から向き合うことになりました。
いちドライバーとして事故を経験した身だからこそ、本当に必要な軽貨物ドライバーへの指導やケアを提供できるのです。
忙しい元請会社に代わりドライバーを徹底サポート
軽貨物業界全般にいえることですが、元請会社側は常に繁忙でドライバーに気を配りきれていないのが現状です。
そこでアンビシャスがみなさんに代わり、気になる軽貨物ドライバーと仕事を共にし普段の様子を確認します。
実際仕事で通る道の注意箇所を指摘したり、運転の際のよくないクセがあれば指導いたします。
ドライバーの安全運転向上に貢献します。
仕事中の車内に同乗もし、尚かつ第三者だからこそ聞けるドライバーの悩みに寄り添うことができ、運転指導と同時にメンタルケアも実施。
軽貨物ドライバーの仕事・プライベート両方をサポートいたします。
丁寧なフィードバック
同乗したドライバーの様子については、元請請会社にフィードバックを実施。
普段なかなか気づけないドライバーの状態や課題を知ることができるため、フィードバックは今後の経営にお役立ていただけます。
もちろん課題だけでなくドライバーたちの嬉しい本音を聞けることも。ドライバーだけでなく元請会社側にとっても励みになることでしょう。
ドライバーが事故を起こした!元請会社がすべきケアについてはこちらをチェック
経験者だからこそわかる!軽貨物ドライバーの事故防止はアンビシャスにお任せを!
アンビシャスの代表 深瀬は長年大手運送会社に勤めていただけでなく、過去実際に大きな事故を経験しています。
だからこそ軽貨物ドライバーの事故を引き起こす原因は何か、それに対し何をすべきなのか、当事者目線の適切なアドバイスや対策をご提案することが可能です。
今回は軽貨物ドライバーの事故防止策を各種紹介してきましたが、もし「自分たちでは実践できない」などお困りでしたらぜひアンビシャスにお問い合わせください。
アンビシャススタッフがみなさんに代わり、軽貨物ドライバーの事故率改善を徹底的にサポートいたします。
些細なことでも結構です、ぜひお気軽にご相談ください。
【お問い合わせはこちら】
▽お問合せフォーム