新人軽貨物配送ドライバーの本音。初めて教える先輩・教育担当者の重要性!
軽貨物配送の需要が増えている昨今、業界全体で新人ドライバーの大々的な募集が行われています。
猫の手も借りたいほど人手が必要な状況では、配送・ドライビング未経験の採用も少なくないでしょう。
未経験者ということは、契約後の教育は必須ですが…忙しさゆえに業務委託の新人に割く時間はない、そんな元請会社も多いのではないでしょうか?
実は新人ドライバーへの教育は、ドライバー自身だけでなく会社の今後も大きく左右します。
ドライバーへの教育を怠ると、せっかく契約した人材がすぐ離れてしまうなんてことも…。
そこで今回は、運転指導コンサルタントを提供する弊社アンビシャスが経験した「軽貨物配送ドライバーの本音」をもとに、教育担当者の重要性についてお話していきたいと思います。
▽動画でも解説!▽
新人軽貨物配送ドライバーはこう思っている!本音から見えてくる教育担当者の課題
せっかく契約した人材ですから、ドライバーにはできる限り長く働いてほしい…それが元請会社の理想でしょう。
しかし新人ドライバーに適切な教育担当をつけないと、研修後すぐ離職してしまうことも珍しくはありません。
ここではまず、アンビシャス代表の深瀬が見聞きした、新人ドライバー教育の失敗事例をご紹介したいと思います。
新人ドライバー教育に失敗する先輩の事例
【1】仕事を辞める直前のドライバー
ドライバーを辞める直前の人に新人の教育を任せてしまうと、新人ドライバーの離職率はアップしてしまいます。
仕事を辞めるということは、元請会社や業界に何かしら不満を持っていることが多いです。
また離職が確定していると責任感が薄れてしまい、新人に対しきちんとした教育を行わない可能性が高いといえます。
例えば教育中にネガティブな言葉を連発し仕事に悪い印象を与えたり、崩れた身だしなみのまま新人教育を行ったり…。
こうした新人教育を受けたドライバーを弊社の深瀬は知っていますが、離職直前の先輩に教わったことが影響し、やはり2ヵ月ほどで会社を去ってしまったそうです。
新人ドライバー教育に失敗する先輩の事例
【2】荒々しい性格
言葉や行動が荒っぽいタイプの人が教育担当になることも、新人ドライバーにとって悪影響です。
悪態グセがあると仕事上の不満などを口にしたり、初心者ドライバーに向けてネガティブな言葉を言ってしまうことが考えられるでしょう。
教育期間中にネガティブな印象ばかり与えられてしまうと、仕事に対して不信感を植え付けてしまう一因となってしまいます。
言葉遣いが荒っぽい人は運転も同様であることが多いため、新人ドライバーの運転技術も向上しません。
荒々しい性格の人が教育担当になると、新人ドライバーの仕事意欲と運転技術、どちらも落としてしまう可能性があるのです。
新人ドライバー教育に失敗する先輩の事例
【3】指導自体を放棄してしまう
これも深瀬が実際に聞いた事例ですが、ドライバーによっては新人教育自体を途中で放棄してしまう人もいるようです。
1~2日目までは新人を助手席に乗せて配送をし、それで”教育”は終了。具体的な教育はせず、自身の仕事の流れを見せて満足してしまうのです。
後は「次から実際にやってみて」と新人ドライバーに配送を任せ、教育担当者は助手席でスマホを見たり居眠りしたり…。
これでは新人ドライバーは質問のタイミングや間違いをすぐに指摘してもらう機会を得られず、教育期間を経ても何のスキルも身につかないでしょう。
新人ドライバー教育に失敗する先輩の事例
【4】話しやすい空気が作れない
例え仕事ができる人でも、新人が話しやすい空気を作れないと教育担当には不向きです。
実際深瀬も、「教育担当が完璧な人すぎて質問できなかった」という新人ドライバーの経験談を聞いています。
その新人ドライバーによると、教育担当はテキパキ仕事をこなす先輩で、「分からなかったら質問してね」といった言葉をかけてもらえなかったようです。
仕事ぶりと教わっている立場であることにプレッシャーを感じ、思うように仕事を覚えられないまま1人現場に送り出されることになりました。
このように、威圧的な態度やネガティブな言葉を遣わずとも、新人ドライバーがコミュニケーションを取りやすい空気感を作れなければ教育は失敗に終わってしまいます。
新人軽貨物配送ドライバーの本音から見える業界の今
新人ドライバーたちの本音から見えてくる業界の今…それは軽貨物配送の需要が増えつつある今、早急に解決すべき問題を抱えているといえます。
軽貨物配送業界にはどんな課題があるのか、それを確認していくことにしましょう。
軽貨物配送業界は新人ドライバーの教育に弱い
先ほど挙げた事例によらず、もちろん新人ドライバーへの自社教育を徹底している元請会社もあるでしょう。
しかしただでさえ人手が足りず忙しい現状で、あくまで業務委託者である新人ドライバーの教育に割ける時間は限られます。
自社で教育するとしても、その内容はどうしても配送の基礎に集中し、安全運転に関する注意やプラス@の指導にまでは手が回らないのではないでしょうか。
事実、運転指導コンサルタントを提供しているアンビシャスが見聞きする中でも、元請会社が提供する新人教育だけではドライバーの知識不足が目立ちます。
教育に時間を割けないということは、研修をいかに短時間で済ませるかに焦点があたるということ。
つまり「元請会社が提供する研修だけでは新人ドライバーに本当に必要な教育ができない」のです。
また現場の先輩に研修を任せるにしても、新人教育に不慣れな人が教える立場になってしまうと、どうしても基準は”自分の仕事”になってしまいます。
自分が基準になってしまうと、「自分にとって簡単なことだから、新人でもすぐ覚えられるはず」という感覚に陥りがち。
新人ドライバーの目線に立って教えることができず、先の失敗事例のように先輩に質問しにくい空気を作り出してしまいます。
結果新人ドライバーは思うように仕事を覚えられず、何も分からないまま研修期間だけ過ぎてしまうのです。
新人教育ができないことで事故は増加傾向に
教育が行き届いていない新人ドライバーが増えたことで、軽貨物配送業界全体の事故率は増えてしまっています。
深瀬が運転指導コンサルタントで出向く元請会社には、自損事故を起こしたと見られる凹んだ車両がたくさん。
幸いにして人身事故のような大きな事故は起こっていなくとも、車両を電柱や塀にぶつけてしまうような軽微な事故は確実に増加しています。
とはいえどんな規模であっても、事故は事故。事故を頻繁に起こしてしまうドライバーは、いずれ大きな事故を引き起こしてしまうことでしょう。
事故率が高いと会社の信用は下がってしましますし、新人教育の徹底を早い段階で検討することは、ドライバーだけでなく元請会社の未来のためにも重要です。
新人軽貨物配送ドライバーの本音に寄り添う!アンビシャスの運転指導コンサルタント
アンビシャスは元請会社だけでは成し得ない、第三者だからこそできる運転指導コンサルタント事業を提供しています。
ここでは弊社が新人ドライバーにどんな指導を行っているのか、サービス内容を一部紹介したいと思います。
配送の基本だけでなく安全運転も同時に指導
弊社の運転指導は、助手席に同乗し、新人ドライバーの仕事に密着する形で行います。
ここまでは現場の先輩が行う教育方法と同じかと思いますが、アンビシャスは「教えるプロ」として、配送の基本から安全運転までを平行して指導。
個人事業主であるドライバーへの時間的負担を最小限に、ポイントを押さえた適切な指導を行っています。
特に右も左も分からない新人ドライバーにとって、教える人の考え方や仕事への姿勢は「お手本」です。
教えるプロであると同時に配送のプロでもあるアンビシャスのスタッフなら、新人ドライバーにとって”よいお手本”を示すことが可能です。
配送業初心者のドライバーへの運転指導例:
- 積み込みセンターでの荷物の積み方・チェックの仕方・業務端末の使い方といった配送の基本を、ドライバーの隣で丁寧に指導。
- 配送中の運転の仕方をチェックし、問題があれば都度指摘。
- お客様宅に荷物をお届けする様子も隣で見守り、お客様への接し方や注意点を指導。
ドライバー独自の”運転のクセ”をチェック
弊社が運転指導において特に重要視しているのは、ドライバーとのコミュニケーション。
自分の仕事ぶりを常に見られ、指導されるということは想像以上に緊張するものです。
特に勤め先の先輩や元請会社の社員など、目上の人に教育されるとなると新人ドライバーはことさら緊張してしまうでしょう。
本来の仕事ぶりや運転を見るためには、お互いを知り、ドライバーの緊張をできる限りほぐしてあげることが大切です。
そこでアンビシャスでは、ドライバーとコミュニケーションを取りながら指導することを心がけています。
弊社スタッフは温厚で話しやすさに定評があり、これまでに担当した新人ドライバーさんとはみな打ち解けた状態で運転指導に入ることができました。
アンビシャスならドライバー本来の運転の仕方をしっかり見ることができ、1人ひとりに合った安全運転のアドバイスを行うことが可能です。
※ご依頼は1日~承りますが、3日ほど連続で指導実施するとより高い効果が見込めます。
普段聞けないドライバーの本音が分かる
弊社は運転指導においてコミュニケーションを大切にしているため、新人ドライバーが抱える悩みや不安を自然と引き出すことができます。
これはドライバー本人にとってメリットがあるだけでなく、「現場の生の声」を聞く機会として元請会社側にも大きな利益となること請け合いです。
実際の事例でも、元請会社が把握しておらず、かつ新人ドライバーが言い出しにくい情報をアンビシャスがスムーズに伝達できたケースがあります。
実は大手運送会社でも、店舗によってドライバーの運送代に独自ルールが設けられていることが。しかし現場ごとの細かなルールを把握するのは、元請会社にとって難しいことでしょう。
しかし個人事業主であるドライバーたちにとっては、荷物1つの単価がとても重要です。
とはいえ配属前に元請会社から聞いていた料金より低くても、新人ドライバーがその事実を言い出すことは立場上できません。
こうした新人ドライバーならではの葛藤をアンビシャスは汲み取り、元請会社側に直接伝えることができるのです。
その他軽貨物ドライバーの本音について詳しく知りたい方はこちら
新人軽貨物配送ドライバーの本音に向き合える運転指導なら、アンビシャスにお任せください!
ご紹介してきたように、人手が求められる今だからこそ、新人ドライバーへの教育は非常に重要です。
新人教育に適した人材に指導を任せられるか否か、それによりドライバーの定着率も会社の信用も左右されます。
そのため新人ドライバーへの教育は、元請会社が提供する研修だけで終わらせるのではなく、ぜひアンビシャスの運転指導コンサルタントもご利用ください。
外部の指導サービスを利用することで新人ドライバーのスキルは確実にアップし、安心して仕事を任せられる存在へと成長してくれるでしょう。
入社後1週間以内や1~2ヶ月後など、知識が定着しきっていない早期が非常におすすめです。
普段なかなか把握できない新人ドライバーの本音も知れて、一度に配送の基本から安全運転指導までできるのはアンビシャスだけ!
みなさまからのお問い合わせ、心よりお待ちしております!
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